不倫した人が本当に悪いのか|札幌で不倫・浮気の慰謝料請求に強い弁護士による【不倫慰謝料相談サイト】

コラム

不倫した人が本当に悪いのか

有名芸能人の不倫などがあれば、夫婦に関係のないマスコミが不倫した芸能人を叩いたり、下衆な興味の対象になることがあります。

 

ただ、芸能人にせよ無名な一般人にせよ、不倫する人が あるいは 不倫の行為が一概に悪いのでしょうか。

 

DV(ドメスティックバイオレンス、家庭内暴力)やモラルハラスメントなど、配偶者(夫・妻)に問題があって、家庭の外に精神的な助けを求めるなどの事情から、不倫(不貞行為)をしてしまう人は、弁護士をしているとしばしば見かけます。
配偶者にDVやモラハラなどの問題があれば、離婚して逃げて自分の人生を取り戻せば良いとも思いますけど、そう簡単に離婚はできません。
(離婚は制度的に一方の意思でできませんし、離婚するにも経済的精神的に結構なエネルギーも必要です。個人的には、昔の三行半(みくだりはん)のように一方の意思で離婚自体はできるように法制度が変わるべきだと思っています。)

簡単に離婚できない中で、配偶者のDVやモラハラに苦しんで不倫してしまうというのは、同情しますし、“悪いこと“をしたと非難できるものなのかは非常に疑問です。

政治家等ならともかく、私人である芸能人などの他人の家庭の事情に立ち入るのもどうかと思いますので、マスコミは、不倫の一事を持って騒ぐのは止めにしてもらいたいものです。

 

 

ところで、DVやモラハラをしているクズ、モンスターであるのに、自分の配偶者は自分の所有物だとばかりに配偶者の不倫の相手方に対して高額な慰謝料請求をする者がいるのも、日本の判例が不倫相手への慰謝料請求を認めていることから生じる問題の一つだと思います。
そういうモンスターは、外面が良くて、人がましい顔をしているのが怖いところです。

もちろん、不倫をする配偶者の方が問題のある人である場合も多数あります。