探偵の費用|札幌で不倫・浮気の慰謝料請求に強い弁護士による【不倫慰謝料相談サイト】

コラム

探偵の費用

探偵(興信所、調査会社)は、探偵業務を営業している個人法人のことを言うと考えられます。
「探偵業務」とは、他人の依頼を受けて、特定人の所在又は行動についての情報であって当該依頼に係るものを収集することを目的として面接による聞込み、尾行、張込みその他これらに類する方法により実地の調査を行い、その調査の結果を当該依頼者に報告する業務、をいいます(探偵業の業務の適正化に関する法律第2条1項)。

 

配偶者に不倫されて不倫の相手方に慰謝料請求する人は、慰謝料とともに探偵に支払った費用も損害に加えて請求してくることがあります。
調査費用を損害として請求して認められるとは限りません。私は否定的な考えです。

そういう事案で、探偵費用(調査費用)の金額を見ると、けっこう良いお値段するもんだなぁと思います。
尾行等の調査にはかなりの時間と労力や、それなりの機材を使用するでしょうから、それなりに高額な料金になるのは当然でしょう。

ただ、この調査は必要だったのかなと疑問に思ったり、まぁまぁボラれているのでは(特に資金力のある方)と思うことが時々あります。

探偵業者は、契約前にあらかじめ書面を交付して、「探偵業務の対価その他の当該探偵業務の依頼者が支払わなければならない金銭の概算額及び支払時期」を説明しなければならないことになっているので(探偵業の業務の適正化に関する法律第8条1項7号)、そういう書面を渡して説明しない探偵・興信所・調査会社には気を付けた方が良いです。

あと、探偵業者は、都道府県公安委員会への届出制なので、万一、届出をしていないモグリの探偵に当たったら依頼は止めた方が良いと考えます。

 

不倫相手との交渉や慰謝料請求に、探偵と称する人を同伴する人がいます。
弁護士でないのに、他人の紛争に関与して実質的に報酬をもらう等すれば弁護士法違反の犯罪(非弁行為)になるおそれがあります。
まともな探偵業者であれば、そのような犯罪行為になりかねない行動はしないでしょう。たぶん。